Insta360 X5と X4 を徹底比較

2024年、「Insta360 X4」が発売され360度映像制作の世界で8K解像度のゲームチェンジャーとしての地位を確立しました。しかし今回、単なる進化ではなく「ルールそのものを書き換える」決意で、フラッグシップシリーズの新次元を切り拓く「Insta3560 X5」満を辞してリリースいたしました。

この記事では、「Insta360 X5」と 「Insta360 X4」を比較して、具体的に何が進化したのか、ポイントをご紹介いたします。

画質革新とワークフローの進化

センサーと処理システムの劇的進化

X5は1/1.28インチ大型センサーを2基搭載し、X4の1/2インチセンサー比で144%の感光面積拡大を達成いたしました。この進化により、2.44μm相当のピクセルサイズと13.5ストップの広ダイナミックレンジを実現し、光量不足環境でも豊かな階調表現が可能に。

トリプルAIチップシステムでは、Ace Pro 2でも採用された5nmプロセスAIチップに加え、専用プロイメージングチップ2基を新搭載。X4比140%の演算能力向上により、8K/30fps 360°映像のリアルタイム処理と5.7K/60fpsアクティブHDR撮影を両立いたしました。

低照度性能の飛躍的向上

PureVideoモードはAIノイズ除去アルゴリズムとダイナミックレンジ最適化を連携させ、従来困難だった夕暮れ時や夜空の撮影でも鮮明な映像を生成可能になりました。暗所での色再現性とディテール保持力を大幅改善し、撮影時間制約を解消しました。

ワークフローを改革する「InstaFrameモード」

従来の360度カメラのネックだった「撮影後のフレーミング作業」という課題を解決する以下の新機能を搭載いたしました。

• 同時生成：平面動画（固定視点/自撮りビュー）と360度RAWデータをワンタッチで同時記録
• 即時共有：編集不要ですぐにSNS投稿可能な最適化済みクリップを自動生成
• 柔軟な後処理：専用ソフト「Insta360 Studio」でリフレーミングやデワープ補正を自由に調整可能

耐久性と操作性の新基準

• 交換式レンズシステム：業界初のユーザー自身によるレンズ交換機構でメンテナンス性が向上しました。
• IP68防水：ハウジングなしで水深15mまでの撮影を実現。
• 直感的操作：自撮り棒のツイスト動作で撮影開始する「ツイスト撮影」や音声/ジェスチャー操作を標準装備。

このシステム全体の進化により、X5は「撮影前の設定の手間」と「ポストプロダクションの作業量」を同時に削減し、クリエイターの創作プロセスを根本から変革する存在となっています。

耐環境性能と機能強化

堅牢性の徹底追求

X5のレンズには超硬質ダイヤモンドコーティングを採用し、X4と比較して2倍の耐衝撃性を実現しました。ユーザー自身が交換可能なねじ込み式レンズシステムにより、過酷な撮影環境でも即座に復旧可能になりました。IP68規格による水深15m防水はX4の10mを大幅に上回り、専用潜水ケース使用時には60m深度での撮影が可能です。

オーディオの革新

内蔵された多層スチールメッシュ風防が風切り音を低減します。4モード対応のAIオーディオアルゴリズムにより、Vlog撮影時に背景ノイズを抑制しながら声をクリアに分離。外部レコーダー不要でプロ級音質を実現する設計を採用しています。

バッテリーの進化

2400mAhバッテリーで185分連続撮影を可能にし、X4比で37%の駆動時間延長を達成しました。PD3.0対応急速充電により、20分間の充電で80%まで回復、熱暴走対策を強化し、8K撮影時でも安定な動作を維持します。

クリエイティブなサポート機能

潜水ケースの進化により、水深60mでも歪みの少ない映像が可能になりました。磁気式マウントシステムでアクセサリーを瞬時に着脱ができ、従来モデルで課題だった撮影が中断されるリスクを、あらゆる面から排除する工夫をが施されています。

X5発売中「All Day, All Night, All Angles」

Insta360はX5で映像制作の限界をさらに押し広げ続けています。耐久性と性能の両方において飛躍的な進歩を遂げたX5は、まさに360度カメラの最高峰。

低照度条件での撮影能力、堅牢性を高めた新機能、そして全体的にスマート、パワフルに進化したX5は、X4からのアップグレードを検討している方、特にアクションカメラの世界に初めて足を踏み入れる方にとって、必携の製品です。

X5は、Insta360公式ストアまたは取扱量販店にて発売中です。